葬儀の知識コラム
佐世保市の葬祭費・埋葬料の申請ガイド|金額・期限・窓口
葬儀を行った方には、故人様が加入していた健康保険から給付を受けられます。ただし申請しなければ受け取れず、加入先によって金額が2万円と5万円で異なります。この記事では、家族葬こことわが佐世保市の葬祭費の金額と申請方法、オンライン申請の手順、会社の健康保険から支給される埋葬料との違いを整理してご説明します。
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佐世保市の葬祭費は2万円です
国民健康保険の場合
佐世保市の国民健康保険に加入されていた方が亡くなった場合、葬祭を行った方(喪主)に2万円が支給されます。
自営業の方、退職された方、無職の方などが該当します。
後期高齢者医療制度の場合
75歳以上の方(一定の障害がある方は65歳以上)は、長崎県後期高齢者医療広域連合の被保険者となります。この場合も、葬祭を行った方(喪主)に2万円が支給されます。
佐世保市では、長崎県後期高齢者医療の被保険者のうち、佐世保市在住(住所地特例者を含む)の方の申請を受け付けています。
出典:佐世保市公式ホームページ(2026年8月時点)
※金額・制度は改定される場合があります。申請前に佐世保市公式サイトで最新情報をご確認ください。
受け取れるのは葬祭を行った人(喪主)です
支給の対象は、実際に葬儀を執り行った方です。多くの場合、喪主がこれにあたります。
故人様のご遺族であっても、葬儀を行っていない方は対象になりません。
会社の健康保険なら「埋葬料」で5万円です
ここが最も重要なポイントです。
葬祭費と埋葬料の比較
| 項目 | 葬祭費 | 埋葬料 |
|---|---|---|
| 対象 | 国民健康保険・後期高齢者医療 | 会社の健康保険 |
| 支給元 | 佐世保市 | 健康保険組合・協会けんぽ |
| 金額 | 2万円 | 5万円(協会けんぽ) |
| 申請窓口 | 佐世保市 医療保険課 | 勤務先・健保組合 |
金額が2.5倍違います。故人様が現役で会社にお勤めだった場合、または扶養に入っておられた場合は、佐世保市ではなく勤務先の健康保険にご確認ください。
退職後3か月以内の死亡は要注意
見落とされやすい重要な例外です。
会社を退職して国民健康保険や後期高齢者医療制度に切り替えた方が、退職から3か月以内に亡くなられた場合、以前の健康保険から埋葬料が支給されます。
佐世保市の案内でも、後期高齢者医療制度について「会社に勤務していた人が退職し、後期高齢者医療制度に加入してから3か月以内に死亡した場合は、加入していた会社の保険から支給される」と明記されています(国民健康保険組合の場合を除く)。
つまり、この期間内であれば2万円ではなく5万円を受け取れる可能性があります。
該当する可能性がある場合は、まず以前の勤務先または健康保険組合に確認してください。「国保に入っていたから市役所へ」と考えて手続きすると、3万円を取り逃すことになります。
どちらか一方しか受け取れません
葬祭費と埋葬料の両方を受け取ることはできません。どちらか一方となります。
佐世保市はオンライン申請ができます
佐世保市の葬祭費申請には、オンライン申請という選択肢があります。市役所へ足を運ぶ余裕がない方には有効な方法です。
佐世保市オンライン申請システム
佐世保市公式ホームページの「国民健康保険葬祭費の支給申請」ページから、オンライン申請システムにアクセスできます。
葬儀後は各種手続きが重なり、平日の日中に市役所へ行くこと自体が難しい方も多くいらっしゃいます。遠方にお住まいの喪主の方にとっても、有効な手段です。
出典:佐世保市公式ホームページ(2026年8月時点) ※申請方法・システムの運用は変更される場合があります。最新の情報は佐世保市公式サイトでご確認ください。
窓口で申請する場合
申請窓口:佐世保市役所 1階 医療保険課 給付係 1番窓口
市役所の情報:〒857-8585 長崎県佐世保市八幡町1番10号 電話:0956-24-1111(代表) 開庁時間:8時30分〜17時15分 休庁日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)
支所・行政センターでも受け付けています
本庁まで行かなくても、最寄りの支所・行政センターで申請できます。
佐世保市は市域が広く、離島も含みます。本庁まで距離がある地域にお住まいの場合は、こちらをご利用ください。
申請に必要なもの
基本の4点
- 国民健康保険葬祭費支給申請書(市の公式サイトからダウンロードできます)
- 葬祭を行った人(喪主)であることを確認できるものの写し(会葬御礼など)
- 喪主名義の振込先口座がわかるもの
- 本人確認書類
申請書は、佐世保市公式サイトからPDFまたはエクセル形式でダウンロードできます。事前に記入して持参すると、窓口での時間を短縮できます。
喪主であることを確認できるものがない場合
会葬御礼などがない場合でも申請できます。
佐世保市では、「葬祭執行者申立書」(後期高齢者医療の場合は「葬祭執行者申立兼誓約書」)という書式が用意されています。必要事項を記入すれば、確認書類の代わりになります。
こちらも市の公式サイトからダウンロードできます。
なお、当社では喪主名を明記した領収書をお渡ししています。申請の際にお使いいただけますので、書類がないというお困りごとは生じません。
喪主以外の口座に振り込む場合
喪主以外の方の口座に振り込みを希望される場合、委任状が必要です。
高齢の喪主に代わってお子様が手続きされる場合などは、この点をご確認ください。
申請期限は2年です
葬祭費の申請期限は、葬祭を行った日の翌日から2年間です。
2年という期間は長く感じられますが、手続きが多い時期を過ぎると、そのまま忘れてしまうことが少なくありません。
葬儀後の各種手続きをまとめて行う際に、あわせて申請されることをおすすめします。
火葬のみ(直葬)でも受け取れます
「通夜も告別式も行っていないが、葬祭費は受け取れるのか」というご質問をよくいただきます。
受け取れます。多くの自治体で、葬儀を行わず火葬のみを行った場合も支給対象とされています。
火葬式(直葬)を選ばれた方も、忘れずに申請してください。この場合、火葬費用の領収書や火葬許可証の写しが、喪主であることの確認書類として使えることがあります。
火葬式については佐世保市の直葬・火葬式|費用相場と選ぶ前に知っておきたいことをご覧ください。
葬祭費と一緒に確認したい手続き
医療保険課での手続きは、葬祭費だけではありません。一度の来庁でまとめて済ませることをおすすめします。
保険証の返却
国民健康保険証・後期高齢者医療被保険者証は返却が必要です。医療保険課、各支所・宇久行政センターの窓口で返却できます。
資格喪失の届出は、14日以内が原則です。
高額療養費の払い戻し
亡くなられる前に高額な医療費を支払われていた場合、自己負担限度額を超えた分が払い戻されます。
入院期間が長かった場合、金額が大きくなることがあります。葬祭費の2万円より大きい額になるケースも珍しくありません。該当する可能性がある場合は、窓口で必ずご相談ください。
未支給年金
年金は後払いのため、亡くなられた月までの分で未受給のものがあれば、遺族が請求できます。
年金事務所での手続きとなります。受給停止の手続きと同時にご確認ください。
このほか、生命保険・医療保険の請求(期限は多くの場合3年)も忘れずに。契約書類が見つからない場合、通帳の引き落とし履歴から加入先がわかることがあります。
葬儀後の手続き全般は葬儀後の手続き一覧、佐世保市で家族が亡くなったら|最初の24時間にすべきことでもご案内しています。
よくあるご質問
Q. 葬祭費はいつ振り込まれますか?
申請から1か月から1か月半程度が一般的です。詳細は窓口でご確認ください。
Q. 故人が佐世保市外に住んでいた場合は?
亡くなられた方が加入していた保険者(お住まいだった市区町村)に申請します。佐世保市では手続きできません。
Q. 会社の健康保険か国保か、わからない場合は?
保険証をご確認ください。「国民健康保険」と記載があれば市への申請、会社名や健康保険組合名の記載があれば勤務先への申請です。判断に迷う場合は、市の医療保険課にお問い合わせください。
Q. 扶養家族が亡くなった場合も埋葬料は出ますか?
被扶養者が亡くなられた場合、家族埋葬料として支給される制度があります。加入していた健康保険にご確認ください。
Q. 葬祭費で葬儀費用はどのくらい賄えますか?
2万円は葬儀費用全体の一部にあたります。費用を抑える方法については、佐世保市の葬儀費用の相場はいくら?プラン別の総額と内訳を解説をご覧ください。事前相談と会員制度のご利用が、最も効果的です。