葬儀の知識コラム
福岡市南区の葬儀場・斎場の選び方|市営・寺院・民営ホールの使い分け
「葬儀場をどう選べばいいのか分からない」——これは、事前相談でいちばん多くいただくご質問です。
葬儀場は、一生に何度も選ぶものではありません。比べ方の物差しを持っていないのは当然です。しかも、実際に選ぶ場面はたいてい 時間がない状況 で訪れます。
この記事では、家族葬こことわが福岡市南区とその周辺で葬儀場を選ぶときの 9つの比較項目 を整理しました。市営・寺院・民営ホールの違い、費用の考え方、当日になって「しまった」となりやすい点までお伝えします。
お急ぎの方へ|24時間365日受付
ご逝去直後のご搬送・ご安置も、深夜・早朝を問わずすぐにお伺いします。火葬場の予約手配も当社が代行いたします。
▶ お電話でのご相談: 0120-599-415 (通話料無料)
▶ お急ぎの方へ|今すべきこと
お急ぎでない方へ|事前のご相談が、最も確実に費用を抑えます
- 無料の事前相談を申し込む(お見積り・ホール見学は無料です)
- 会員制度のご案内(事前のご入会で葬儀費用がお得になります)
- プラン・費用を見る(火葬式/一日葬/家族葬)
福岡市葬祭場「刻の森」は式場ではありません
ここは誤解が多い点です。 刻の森(南区桧原)は火葬を行う施設 で、告別室での短いお別れ(約20分)はできますが、 通夜・告別式を行う会場ではありません 。
つまり、福岡市で家族葬を行う場合は、
- 通夜・告別式を行う 式場 (民営ホール・寺院会館など)
- 火葬を行う 刻の森
の2か所を使うことになります。この2つを混同したまま検討を進めると、話が噛み合わなくなります。刻の森の詳細は福岡市の火葬場「刻の森」ガイドをご覧ください。
比較すべき9項目
① 1日1組の貸切かどうか
複数のご家族が同時に利用する大型斎場では、ロビーやエレベーターで他のご家族と行き会います。それが気になる方は、 貸切のホール をお選びください。
貸切であれば、
- 他のご家族に気を遣わずに済みます
- 時間に追われず、ゆっくりお別れができます
- 小さなお子様が多少声を出しても気兼ねがありません
こことわは全ホール1日1組の貸切 です。こことわ寺塚(南区寺塚1丁目9-20)も同様です。
② 収容人数と式場の広さ
参列者の人数に対して、式場が大きすぎても小さすぎても居心地が悪くなります。
| 参列人数 | 適した式場の規模 |
|---|---|
| 1〜10名 | 少人数用の小式場、または安置室でのお別れ |
| 10〜30名 | 家族葬ホール |
| 30〜60名 | 中規模斎場 |
| 60名〜 | 大型斎場・寺院本堂 |
20名の家族葬を100席の大式場で行うと、寂しい印象になります。逆に、想定より参列者が増えて椅子が足りなくなるのも避けたいところです。事前に人数を伝え、適した式場を提案してもらってください。
③ 駐車場の台数
福岡市内で実務上いちばん重要な項目です。
参列者20名なら、10台前後の駐車場が必要です。南区は住宅密集地が多く、路上駐車ができる地域はほぼありません。
確認すべきは次の点です。
- 敷地内に何台停められるか
- 近隣に提携駐車場があるか(料金は誰が負担するか)
- 霊柩車・マイクロバスの発着スペースがあるか
「駐車場あり」とだけ書かれていても、3台しかないことがあります。必ず台数でご確認ください。
④ 宿泊・付き添いができるか
通夜の晩、故人のそばで過ごしたいというご家族は多くいらっしゃいます。
- 付き添いが可能か
- 寝具はあるか(有料か無料か)
- シャワー・浴室はあるか
- 何名まで泊まれるか
近年は泊まらないご家族のほうが多くなっていますが、 「泊まれる」という選択肢があること自体に安心感があります 。
⑤ 安置から式までを同じ場所でできるか
これは費用と負担の両方に効きます。
移動が1回で済む場合 (安置=式場)
- ご遺体への負担が少ない
- 搬送費が1回分で済む
- ご家族がいつでも会いに行ける
移動が2回になる場合 (安置施設 → 式場)
- 搬送費が追加で発生します
- 移動のたびにご家族が立ち会うことになります
こことわ寺塚では、 ご安置からお通夜、告別式まで同じ場所 でお過ごしいただけます。
⑥ バリアフリー
ご高齢の参列者が多い葬儀では、ここが体感を大きく変えます。
- 玄関からホールまで段差がないか
- 椅子席か(正座を求められないか)
- 車椅子で入れるトイレがあるか
- エレベーターがあるか
焼香の際に立ち上がるのが難しい方 への配慮があるかどうかも、確認しておくとよい点です。
⑦ 火葬場までの距離
福岡市の場合、火葬場は刻の森(南区桧原)です。式場から刻の森までの移動時間が長いと、当日の進行が窮屈になります。
| 式場のエリア | 刻の森までの目安 |
|---|---|
| 南区(寺塚・大橋・高宮) | 10〜15分 |
| 城南区 | 15〜20分 |
| 中央区 | 20〜30分 |
| 博多区 | 25〜35分 |
| 東区 | 35〜45分 |
南区の式場は、刻の森に近いという実務的な利点があります。移動が短ければ、それだけご家族の拘束時間も短くなります。
⑧ 料金体系が明確か
式場使用料が、
- プラン価格に 含まれている のか
- 別料金 なのか
ここが曖昧なまま進むと、総額が読めません。式場使用料は、10万〜30万円と幅があります。 「このプランで、式場代は含まれていますか」と一言確認 してください。
タイプ別の詳しい比較
民営の家族葬ホール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 式場使用料はプランに含まれることが多い |
| 貸切 | 1日1組の施設が増えています |
| 設備 | 安置室・親族控室・シャワー等が整っている |
| 宗派 | 原則自由 |
| 注意点 | 施設によって設備の差が大きい。必ず見学を |
10〜30名の家族葬では、現在いちばん選ばれている形 です。ご家族の負担が少なく、必要なものが揃っています。
公民館・集会所
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 使用料は安価 |
| 貸切 | 基本的に貸切 |
| 設備 | 葬儀用の設備はないため持ち込みが必要 |
| 注意点 | 近隣への配慮、組内の協力体制が前提 |
費用は最も抑えられますが、ご家族と地域の負担が大きい 形です。近年は減少傾向にあります。
ご自宅
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 式場使用料が不要 |
| 設備 | 祭壇等は葬儀社が搬入 |
| 注意点 | 搬入経路・駐車場・近隣への配慮 |
ご本人の強い希望がある場合や、地域の慣習として自宅葬が残っている場合に選ばれます。ただし、 福岡市内の住宅事情では、駐車場と近隣への配慮が大きな課題 になります。マンションでは管理規約で制限される場合もあります。
見学で必ず見ておきたいこと
事前に見学に行かれる場合、次の点をご自身の目で確認してください。パンフレットでは分からない部分です。
1. 玄関から式場までの動線 ご高齢の方がどう歩くかを想像してください。
2. トイレの数と清潔さ 20名が同時に利用する時間帯があります。
3. 親族控室の広さ 通夜と告別式のあいだ、ご家族が過ごす場所です。
4. 安置室と面会のしやすさ 「いつでも会えますか」と直接お尋ねください。
5. 駐車場の実際の台数 実際に停まっている様子を見ると分かります。
6. スタッフの対応 質問に対して、はっきり答えるかどうか。 「それは後ほど」「だいたい◯◯円くらい」といった曖昧な返答が多い場合は、注意が必要です。
こことわでは、 ご予約いただければいつでも見学 していただけます。ご予定がなくても、「見るだけ」で構いません。
費用の目安
福岡市南区で家族葬(参列20名・二日葬)を行った場合の総額です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 葬儀社プラン(式場使用料込み) | 499,950円〜 |
| 刻の森 火葬料(市内・大人) | 20,000円 |
| 刻の森 待合室 | 5,000円 |
| お布施(通夜・葬儀・初七日・戒名) | 150,000〜250,000円 |
| 通夜振る舞い(20名) | 60,000円 |
| 精進落とし(20名) | 100,000円 |
| 返礼品(20名) | 20,000円 |
| 総額 | 約85万〜95万円 |
| 香典(20名) | −200,000円前後 |
| 葬祭費(福岡市・国保) | −30,000円 |
| 実質負担 | 約62万〜72万円 |
式場使用料がプランに含まれるかどうか で、総額が10万〜30万円変わります。比較の際は、必ずここを揃えてください。
南区という土地で考えておきたいこと
福岡市南区は、大橋・高宮・長住・寺塚・野間・大池といった住宅地が広がるエリアです。南区で葬儀場を考えるときには、この土地ならではの事情がいくつかあります。
参列者の多くが「地元の人」になりやすい
南区は、長くお住まいの方が多い地域です。ご本人が地域の行事や町内会に関わってこられた場合、ご家族が想定するより参列希望者が多くなることがあります。
家族葬にすると決めた場合でも、「知らせるだけは知らせる」相手を整理しておく と、後々のお付き合いが穏やかになります。とくに次の方々は、連絡だけ入れておくのが安全です。
- 町内会・自治会の役員
- 長年お付き合いのあったご近所
- 故人が所属していた会・サークル
「今回は家族のみで執り行いますので、ご参列はご辞退申し上げます」と明確にお伝えすれば、相手も判断に迷いません。
車での参列が前提になる
南区は鉄道(西鉄天神大牟田線・地下鉄七隈線)と幹線道路が通っていますが、 式場まで公共交通機関だけで来られるとは限りません 。実際には、ご親族の多くが車で来られます。
だからこそ、 駐車場の台数が式場選びの決め手になる のです。「立地が良い」と書かれていても、駐車場が3台しかない式場では、当日路上で待つ車が出ます。
高齢のご参列者が多い
住宅地として成熟した地域では、ご参列者もご高齢であることが多くなります。
- 長時間座っていられるか(椅子席かどうか)
- 焼香のときに立ち上がる必要があるか
- トイレが近いか
- 待合の椅子は十分にあるか
こうした点は、式が始まってから気づいても手遅れです。 見学の際に、ご高齢のご家族の姿を思い浮かべながら歩いてみる ことをおすすめします。
刻の森が同じ南区にある利点
福岡市の火葬場である刻の森は、南区桧原にあります。 南区内の式場を選べば、告別式から火葬場までの移動が10〜15分で済みます。
これは単なる時間の問題ではありません。
- ご高齢の参列者の移動負担が軽くなります
- 移動用のハイヤー・マイクロバスの時間が短く、費用も抑えられます
- 火葬後に式場へ戻って初七日を行う場合、往復の負担が小さくなります
東区や西区の式場を選ぶと、片道40分前後の移動が往復で発生します。 1日の拘束時間が1時間半近く変わる ことになります。
式場を決めた後の流れ
式場が決まると、その先は葬儀社が進行します。ご家族が関わる場面を整理しておきます。
打ち合わせで決めること
| 項目 | 判断の目安 |
|---|---|
| 日程 | 刻の森の空き(前日16時までの予約)× 菩提寺のご都合 |
| 形式 | 家族葬/一日葬/火葬式 |
| 参列人数 | 飲食・返礼品の数量の根拠になります |
| 祭壇 | 予算の上限を先に決めておくと迷いません |
| 遺影の写真 | 正面を向いた表情のよいもの |
| 香典の扱い | 受ける/辞退する |
| 通夜振る舞い・精進落とし | 行う/折詰にする/省く |
| 返礼品 | 当日返し/後日返し |
すべてを即断する必要はありません。遺影の写真だけは早めに探していただきますが、あとは翌日の調整でも間に合うことがほとんどです。
ご家族の当日の役割
進行は葬儀社が行いますので、ご家族にお願いするのは次の程度です。
- 受付 (香典を受ける場合):ご親族から1〜2名
- 弔電・供花の確認 :読み上げる順番を決めます
- お寺のお迎えとお見送り :お車代をお渡しします
- 喪主の挨拶 :1分程度で十分です。原稿を手に持って読んでも失礼にはあたりません
「何をすればいいか分からない」という状態のまま当日を迎えないよう、打ち合わせの席で遠慮なくお尋ねください。丁寧な葬儀社であれば、ご家族の動きを1つずつ説明します。
「時間がない」状況での選び方
現実には、ゆっくり比較する時間がないまま決めることになる方が大半です。その場合、次の3点だけ確認してください。
1. 総額がいくらになるか、その場で答えられるか 「おおよそ◯◯万円です」と即答できる担当者は、経験があります。
2. 追加費用が発生する条件を説明できるか 「参列者が増えた場合」「安置が延びた場合」に何がいくら増えるか。これを先に説明する会社は誠実です。
3. 断りたくなったときに断れるか 話を聞いたうえで「検討します」と言える雰囲気かどうか。 その場で契約を急かす会社は避けてください。
式場選びでよくある3つの後悔
こことわがお手伝いしてきたなかで、後から伺うことの多い「こうすればよかった」を挙げます。
1.「広すぎる式場を選んでしまった」
葬儀社から提示された式場をそのまま受け入れた結果、20名の参列に対して100席の大式場になり、がらんとした印象になってしまうケースです。
式場は、参列人数を伝えたうえで選び直せます。 「もう少し小さい部屋はありませんか」と尋ねてください。多くの葬儀社は、複数の規模の式場を持っています。
2.「駐車場が足りず、当日ばたついた」
これは南区でとくに多い後悔です。 参列者の7〜8割は車で来られる と考えて台数を確保してください。足りない場合は、近隣のコインパーキングの場所と、料金を誰が負担するかを事前に決めておきます。
3.「お別れの時間が足りなかった」
進行に追われ、ゆっくりお顔を見る時間がないまま出棺になってしまうことがあります。
「最後に5分だけ、家族だけの時間をください」と葬儀社に伝えてよい のです。むしろ、そう言っていただいたほうが、こちらも時間を確保できます。式場を選ぶ段階で、「お別れの時間を十分に取れますか」と尋ねておくと安心です。
よくあるご質問
Q. 式場は何日前に押さえればよいですか?
ご逝去後の手配になるため、事前予約はできません。ただし、 事前相談で希望を伝えておくと、いざというときの手配が速くなります。
Q. 家族葬でも受付は必要ですか?
香典を受け取る場合は必要です。ご親族から1〜2名にお願いするのが一般的です。香典を辞退する場合は不要です。
Q. 式場で宿泊できますか?
こことわでは付き添いが可能です。寝具のご用意もありますので、ご希望をお聞かせください。
Q. 食事は式場で用意してもらえますか?
通夜振る舞い・精進落としともに手配できます。人数と予算をお伝えください。折詰にする、省略するといったご希望も承ります。
Q. 車椅子で参列する家族がいます。
段差のない動線と、車椅子対応のトイレをご案内します。焼香の際も、席まで香炉をお持ちする方法がありますので、事前にお知らせください。
Q. 菩提寺が遠方にあります。どうすればよいですか?
まず菩提寺にご連絡ください。遠方でも来ていただける場合と、同じ宗派の近隣寺院を紹介していただける場合があります。ご住職の指示を仰ぐのが確実です。